緊急事態宣言もなんとか終わりまして、またどこかに走りに行ける日も近そうですが、今回は「O2インライン・エンリッチメントデバイス」なるものを取り付けてみました。
品名は 「FL-ViED-10」 でナイトライダーってところの商品です。

エンリッチメントデバイスってなに?
簡単に言うと「燃料を濃くすることができるパーツ」です。
もともと日本のハーレーは燃料が薄いようで、燃料を濃くすることで、①アフターファイヤー軽減、②オーバーヒート防止などが期待できるそうです。
本来であればプロにインジェクションチューニングを頼むのが一番なんでしょうけど
①料金が高い(妥当な値段でしょうけど)、②パーツ交換で再度する必要がある、③そこまで求めていない
なんて感じで踏み切れないです。
少なくとも何処まで変わるかをわからないし、何回もお金出せないし、自分が体感できるほど変わるのか?(鈍いw)ってのもあります。まぁやりたいって気持ちもあるんですけどね。
私の場合はマフラーを交換(過去記事)したことで、アクセルOFFしたときに僅かですけど「ポンポン」と少しアフターファイヤーが出ているのでそれを燃調で解消したい、エアクリーナーも交換したいって言うのが大きな理由でもあります。
で負担にならない程度の金額で、燃調ができる商品を探して辿り着いたのがこの商品です。
仕組みはマフラーから車載コンピューターに向かうO2センサーの間にO2インライン・エンリッチメントデバイスを繋ぐことで、「ガソリンが薄いよ」という信号を送らせて、車載コンピューターにガソリンを濃くするように指示を出す。 これがO2インライン・エンリッチメントデバイスの仕組みだそうで、まぁ現物を見ると可変式の抵抗をつけることでガソリンが薄いってコンピューターを騙して燃料の量を増やすように仕向ける感じですかね。これ電気系詳しければ簡単に作れそうですww まぁコネクターとか揃えるの面倒ですけどね。
さっそく購入しました。車種によって商品が違うので要注意です。私は「2013 softail」 です。


開封するとこんな感じで、本体とアース線がそれぞれ2セットあります。本体はコネクターの色が黒とグレーになっていて車種によっては前後があるみたいです。
中央にあるダイヤルを回すことで抵抗値を変えて燃料の量を調整できるようです。説明書を参考にあわせます。


エンリッチメントデバイスの取り付け
さっそく取り付けます。
まずはフロントのO2センサーに取り付けます。ソフテイル2013はフレームの一番前の下についてます。


写真のパーツの裏側なので上部の六角を2箇所外します。すると裏側にアクセスできます。

いくつかセンサー類のコネクターがありますが、写真で言う一番上のグレーのものがO2センサーのコネクターです。間違えると危ないのでマフラーのO2センサーの先端を探してそこからコネクターまで配線をたどり確認しました。

確認したらカプラーを外してデバイスを割り込ませます。しっかり接続します。

接続後は最初と同じように折りたたんで収納して六角を戻します。アース線をフレームボルトに繋げるのを忘れないように!
お次はリアです。リアはシート下にコネクターがあります。

こちらもリアのO2センサーから配線を辿って間違いないか確認します。

間違いないのでコネクターを割り込ませます。しっかり接続してアース線をバッテリーのマイナス端子に接続します。


折りたたんで収納して完成です!! 燃料が濃くできるのでエクリーナーも交換したんですが それは別に~
エンリッチメントデバイスの効果
取り付けが終了したので一般道と高速道路で70キロほど走ってみました。
私が実感したと言える効果は・・(あくまでも個人的な感想です)
①アフターファイヤーが気にならないほどに軽減した。
アクセルOFFでなっていた「ポンポン」となっていたアフターファイヤーが気にならなくなりました。もともの酷い状態ではなかったものの少し気になっていた音ですが、ほぼ消失しました。たま~に鳴るので様子を見てデバイスのダイヤルを調整して見たいと思います。
②低速時のノッキングが軽減し走りやすくなった。
低速時にノッキングしにくくなり扱いやすくなりました。
以上の2点は確実に体感できました。温度が下がってるかはよくわかりません。燃費についてももう少し走ってみないとわかりませんが理論的には悪くなると思いますが・・・特に走行してみて悪いところ感じていません。
また今回はエアクリーナーも一緒にハイフロータイプに交換したのでエンリッチメントデバイスだけの効果かどうかは判明しませんけども少なくともいい感じではあります。
私的には安価で非常に簡単な取り付けでそれなりに効果が実感できたので満足しています。
高額なデバイスや燃調を迷っている方は取り敢えず試してみるのは良いかもしれない気がします。
しばらくは調整して使ってみたいと思います。物足りなくなったらFP3でもやってみようかな~
ちなみに説明書は英語ですが難しいことは書いてないので大丈夫かと思います。